~ 第7回国土をつくる人写真展入賞作品 ~

中部地方整備局長賞 僕に任せてください! 中部土木(株) 吉原 知里
中部建設青年会議会長賞 目力と汗 矢作建設工業(株) 紀伊 保
仕事 笑顔 二刀流! 吉川建設(株) 村松 圭介
建設産業再生賞 高所作業中! 木曽土建工業(株) 栗屋 剛
中部建設青年会議長野県南部支部長賞 輝く現場 (株)ヤマウラ 池田 直史
中部建設青年会議岐阜県支部長賞 道路の安全を守るために 大脇建設(株) 伊藤 巧
中部建設青年会議静岡県支部長賞 ものづくりから国づくりへの第一歩 中林建設(株) 長谷川 直紀
中部建設青年会議愛知県支部長賞 誘導は僕に任せて 中部土木(株) 冨田 結有
中部建設青年会議三重県支部長賞 昔はタケコプター?いまはドローン! (株)アイケーディ 後藤 博伸

中部地方整備局長賞
受賞者 中部土木(株) 吉原 知里
題 名 僕に任せてください!
【撮影者のコメント】
 同期の現場姿を初めて見て、誰よりも輝いていて、自信に満ちあふれている姿がかっこ良かったので、シャッターを切りました。
【寸評】
 シャッターチャンスが良く、自然な表情と動きが撮れた。望遠での撮影で距離が圧縮され、二人の信頼関係を感じさせる。


中部建設青年会議会長賞
受賞者 矢作建設工業(株) 紀伊 保
題 名 目力と汗
【撮影者のコメント】
 この写真は電工さんが場内の仮設照明の取り付けをしている写真です。蒸し暑い建物の中で、ほとばしる汗と真剣な目に思わずひきつけられます。たとえ仮設でも真摯で丁寧な仕事をする彼の口からは言い訳も愚痴も出てきません。そこにあるのは、自分の仕事に対する責任感と熱い思いだけです。
【寸評】
 強い目線と滴る汗がしっかりと写し込まれ、真剣に作業に打ち込む気合がダイレクトに伝わってくる。構図も秀逸


中部建設青年会議会長賞
受賞者 吉川建設(株) 村松 圭介
題 名 仕事 笑顔 二刀流!
【撮影者のコメント】
 建設業界では、まだまだ少数の女性技術者。工事現場で施工管理を日々頑張る姿は、とても印象的で素敵です。工事現場内でも、会社の中でも和やかな雰囲気にさせてくれる輝きのある存在で、仕事も笑顔も更に進化し続ける二刀流です。
【寸評】
 見ているだけでほのぼのとした気分になれる一枚。建設現場=無骨というイメージを吹き飛ばす表情がタイミングよく撮れている。


建設産業再生賞
受賞者 木曽土建工業(株) 栗屋 剛
題 名 高所作業中!
【撮影者のコメント】
 この写真は、木曽川の支流上流部に位置する山腹崩壊地で行っている簡易法枠工での一コマです。モルタルを吹き付ける前の鉄筋組み立てを行っています。
 作業が始まると休憩も親綱にぶら下がったままで取ることも多い、土木工事の中でも過酷な工種の一つです。
 法面作業は体力はもちろん、様々な技術が必要とされます。
 今まさに若者にその技術が受け継がれています。
【寸評】
 とても危険な現場での作業を端的に捉えている。力の入った足先に緊張感が溢れている。顔がもう少し明るく撮れれば、なお良い。


中部建設青年会議長野県南部支部長賞
受賞者 (株)ヤマウラ  池田 直史
題 名 輝く現場
【撮影者のコメント】
 新3Kを推進、定着させることを目標に掲げる当社の工事現場にて、毎日率先してトイレ清掃を実践してくれる入社三年目の輝く彼の笑顔を収めました。
 彼の行動により、協力業者を含めた全員に、新3Kを意識する風土が浸透し、トイレだけではなく、現場全体がきれいに保たれ、快適な現場環境のもと、工事を進められています。
【寸評】
 写真を見て思わず笑顔になれる。彼の人柄と、職場の明るい雰囲気がしっかりと伝わってくる。カメラ位置は、もう少し下が良い。


中部建設青年会議岐阜県支部長賞
受賞者 大脇建設(株)  伊藤 巧
題 名 道路の安全を守るために
【撮影者のコメント】
 飛騨川バス転落事故から50年、国道41号を守る防災工事の1コマです。多くの転石がある急峻な斜面で、下を走る通行者の安全と自分の身をを守りながらの過酷な作業です。
 被写体の二人は数少ない若手の職人ですが、「道路を守る」というプライドを持って作業をしています。彼らの思いを伝えることが出来ればと、シャッターを切りました。
【寸評】
 自分の身も危険にさらされる現場での緊張感が表現できている。画面を斜めに横切るワイヤーが臨場感を増している。カメラ位置はやや右が良い。


中部建設青年会議静岡県支部長賞
受賞者 中林建設(株) 長谷川 直紀
題 名 ものづくりから国づくりへの第一歩
【撮影者のコメント】
 東京オリンピック関連工事現場での測量作業。今年の猛暑を乗り越え、真っ黒に日焼けした元気いっぱいの新入社員が光波距離計による位置出し作業を実施中。写真は笑顔ですが、本人はかなり緊張しています。次世代の若者たちの元気、明るさ、笑顔が日本国土を支える力に生まれ変わると期待し、平成に変わる次の時代に突き進め!
【寸評】
 仕事に真摯に取り組む初々しい表情がよく撮れている。青空が雰囲気をより盛り上げている。目線方向にもう少し余裕が欲しい。


中部建設青年会議愛知県支部長賞
受賞者 中部土木(株) 冨田 結有
題 名 誘導は僕に任せて
【撮影者のコメント】
 入社二年目でありながら、自信をもって重機を誘導する格好いい姿をパシャ。
【寸評】
 構図、シャッターチャンスが良い。逆光で撮影しているため、顔が暗くなったのが残念。こんな時はストロボを発光させると効果的。


中部建設青年会議三重県支部長賞
受賞者 (株)アイケーディ 後藤 博伸
題 名 昔はタケコプター?いまはドローン!
【撮影者のコメント】
 被写体となったのは18歳の新入社員です。ドローンなど新しい機械にも積極的に取り組む姿が、これからの建設業を支える若手技術者として、とても頼もしく思います。写真はドローンにて測量する前の試運転の様子です。このままドローンと一緒に空へ羽ばたきたいという気持ちが表れている瞬間を撮影しました。
【寸評】
 これからの新しい建設業界を象徴する写真。狙いは新鮮でアングルも面白い。ドローンの位置は良いが、主役が小さくなり過ぎた。


『第7回国土をつくる人写真展』の応募状況等について

1. 企画概要

 魅力ある地場の建設業の姿を再認識し、良質な社会資本及びそれと関わりを持つ地域の建設業で働いている人の姿を広く一般の人に知ってもらい、魅力ある地域の建設業を育成する取り組みを一層推進されることを目指し、『第7回国土をつくる人 写真展』を実施している。

テーマ『建設業で輝く若者』

地域の担い手として建設現場で働く若者の活き活きとした姿を捉える。

2. 実施状況

1)募集期間

平成30年 8月 ~ 平成30年 10月

2)応募点数

長野県南部支部 16点
岐阜県支部 39点
静岡県支部 42点
愛知県支部 72点
三重県支部 24点
193点

3)審査状況

 平成30年10月23日に開催した地域貢献委員会において第一次審査を実施し、応募作品の中から上位56点の作品を選出した。
 この56作品について審査委員に事前審査をお願いし、各審査員の評価点数(テーマ性、表現性、瞬間性、独創性)を事務局において集計した。
 【資料】第7回「国土をつくる人」写真展応募データ

4)最終審査(受賞作品の決定)

平成30年11月7日の審査委員会において受賞作品9点を決定する。
局長賞 1点
会長賞 2点
建設産業再生賞 1点
各支部長賞 5点

5)表彰式の開催

 平成30年11月27日(火)名古屋銀行協会2F会議室において表彰式開催。

6)展示

 平成31年2月21日(木)~2月27日(水)名古屋セントラルパーク市民ギャラリーにて全応募作品を展示。

「国土をつくる人」写真展審査委員会
委 員 名 簿

※敬称略
委員会 氏  名 所属・役職名
顧 問 勢田 昌功 中部地方整備局長
委員長 吉川 幸輝 中部建設青年会議 会長
委 員 川﨑 知行 中部専門記者会 代表
委 員 飯野 幸雄 中日新聞写真部
委 員 山浦 正貴 中部建設青年会議 長野県南部支部長
委 員 加藤 大武 中部建設青年会議 岐阜県支部長
委 員 山口 貴史 中部建設青年会議 静岡県支部長
委 員 松尾 景紀 中部建設青年会議 愛知県支部長
委 員 山野 浩 中部建設青年会議 三重県支部長