~ 第10回国土をつくる人写真展入賞作品 ~

 『国土をつくる人写真展』は、社会資本整備に関わる地場の建設業や、そこで働く人々の姿を広く一般の方に知ってもらうと共に、魅力ある地域の建設業を育成することを目的に毎年開催しています。
 今年のテーマは『地域の担い手たち』です。
 ご紹介する受賞作品は、市民の生活を支えている下水道や、道路、堤防などの建設現場で働く人たちの一瞬を写した作品です。どうぞご覧下さい。
主催:中部建設青年会議
後援:中部地方整備局 ・(公社)土木学会中部支部
受賞者名 作品名
中部地方整備局長賞 株式会社加藤建設
平川 拓光
俺たち。もぐら屋、推進屋!!
中部建設青年会議 会長賞 株式会社オカシズ
高木 理空
電子小黒板で施工管理!
愛知県立豊橋工科高等学校
鈴木 日香梨
建設産業再生賞 加和太建設株式会社
石水 健一
車を守るために
中部建設青年会議 長野県南部支部長賞 株式会社ヤマウラ
佐藤 直道
鉄筋は芸術だ!
中部建設青年会議 岐阜県支部長賞 株式会社吉川工務店
青木 貴志
道路開通前の水たまり
中部建設青年会議 静岡県支部長賞 渡邊工業株式会社
塩川 靖
トンネル内出来形確認
中部建設青年会議 愛知県支部長賞 愛知県立豊川工科高等学校
佐藤 莉胡
背中にたくす
中部建設青年会議 三重県支部長賞 伊勢土建工業株式会社
山本 楓希
重機と人の協奏

中部地方整備局長賞
題 名 『俺たち。もぐら屋、推進屋 ! ! 』
受賞者 株式会社加藤建設 平川 拓光
【受賞者コメント】
 普段、見ることのできない「下水道工事(推進工事)」を、工事関係者以外の方々にも伝えることができたらいいなと思い、この写真を撮りました。
 この写真は地下8m、発進立坑(入口)から300m先にある到達立坑へ向けて掘進機を操作し、管路を掘削している状況です。
 この写真から「面白い」、「凄い」、「カッコいい」、「大変そう」、「本当にモグラだ」など様々な感想が生まれると共に、わずか直径80㎝しかない管の中でのこれらの作業している様子を知っていただけたらと思います。
【撮影地】
 愛知県愛西市柚木町 県道一宮弥富線(地下)


中部建設青年会議会長賞
題 名 『電子小黒板で施工管理!』
受賞者 株式会社オカシズ 高木 理空
【受賞者コメント】
 働き方改革が進む建設業において、電子小黒板は工事写真の整理業務が大幅に削減出来る事や、現場での施工管理のスマート化に繋がるという事など、「建設業の技術も常に進化している」と個人的に感じていた部分を撮影しました。
 ものづくりに協力して頂いている方々には感謝し、これからも共に進化していきたいと思います。
【撮影地】
 愛知県名古屋市新栄町


中部建設青年会議会長賞
題 名 『 雷 』
受賞者 愛知県立豊橋工科高等学校 鈴木 日香梨
【受賞者コメント】
 豊橋市内の工事現場で、堤防補強の鋼矢板を圧入していく作業の様子です。天から地上に落ちる雷の原理、これを使った技能が人々を守っています。
 今回はここに注目し、モノクロで撮影しました。この写真から、津波や高波から私達を守ってくださっている、作業員の皆様の仕事への情熱や想いを感じ取っていただければ幸いです。
【撮影地】
 愛知県豊橋市


建設産業再生賞
題 名 『車を守るために』
受賞者 加和太建設株式会社 石水 健一
【受賞者コメント】
 道路を安全に通行して頂くためにスペシャリスト達がプライドを懸けて飛球防護柵を造っている写真です。皆様の暮らしが少しでも豊になるように祈りつつ、懸命に作業している建設業で働く人達の一幕です。
 最前線で働く作業員の方々に誇りを感じ、建設業の魅力も感じております。私たちがつくっているのは元気です。
【撮影地】
 静岡県駿東郡小山町須走


中部建設青年会議長野県南部支部長賞
題 名 『鉄筋は芸術だ!』
受賞者 株式会社ヤマウラ 佐藤 直道
【受賞者コメント】
 この写真は、橋脚の場所打ち杭の鉄筋組立に異常が無いか確認しているときの一場面です。
 鉄筋の組み方や吊込み方法、結束の向きにまでこだわった作業員さんのおかげで、芸術品と言えるほどの見事な品質にまで創り上げることができました。
【撮影地】
 長野県下伊那郡喬木村氏乗 三遠南信自動車道・飯喬道路


中部建設青年会議岐阜県支部長賞
題 名 『道路開通前の水たまり』
受賞者 株式会社吉川工務店 青木 貴志
【受賞者コメント】
 岐阜県中津川市内の道路工事です。
 朝から降り続いた雨が上がり、晴れ間が広がっていく爽やかな気持ちと、地域の人々が待ち望んだ道路が間もなく開通するワクワク感が水たまりに映っておりました。
【撮影地】
 岐阜県中津川市 中津531号線(青木斧戸線)


中部建設青年会議静岡県支部長賞
題 名 『トンネル内出来形確認』
受賞者 渡邊工業株式会社 塩川 靖
【受賞者コメント】
 10月下旬より、夜間片側交互通行で掘削を開始しました。写真撮影日に一次掘削が完了し、次工程に移動する前の段階確認用に出来形を検測していた場面です。
 掘削は人力施工で行い、とても苦労しました。協力業者の皆様の御協力により、なんとか一次掘削が完了しました。
【撮影地】
 静岡県沼津市多比 多比第1トンネル


中部建設青年会議愛知県支部長賞
題 名 『背中にたくす』
受賞者 愛知県立豊川工科高等学校 佐藤 莉胡
【受賞者コメント】
 この日は天候にも恵まれ、通常では立ち入ることが出来ない土木作業の現場で、比較的若い人たちが計測をしている最中の1コマを撮影することが出来ました。
 先人方からの知識や技術を得て、次の世代へとたくしていくのだろうなと感じ、そんな思いを込めて作品名を「背中にたくす」とさせていただきました。
【撮影地】
 愛知県豊川市八幡駅付近


中部建設青年会議三重県支部長賞
題 名 『重機と人の協奏』
受賞者 伊勢土建工業株式会社 山本 楓希
【受賞者コメント】
 入社して2年目で初めて堤防の工事に携わりました。施工延長が長く、建設機械と人力を駆使しての作業となり、移動するだけでも大変でした。
 移動中に機械と作業員さんが一連の作業を行っているところを見て、景色も良かったので急いでシャッターを切りました。作業員の方々には本当に感謝しています。
【撮影地】
 三重県桑名市