1.令和7年度基本方針 ‐岡田司中部建設青年会議会長‐
昨年は能登半島を襲った地震・豪雨の二重災害や日向灘地震など、全国各地で大規模な災害が発生し、土砂崩れや河川の氾濫により多くの国民の生命・財産に甚大な被害をもたらしました。また1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故は日本中でインフラの老朽化のリスクが具象化し、国土強靭化の必要性を再認識させられました。
そうした中で能登半島では、災害発生時に地域建設業が消防・警察・自衛隊よりもいち早く駆けつけて道路啓開や応急復旧活動に当たるなど、最前線で人々の安全・安心を守る「地域の守り手」としての役割を担いました。
昨今の地域建設業を取り巻く環境は、世界的な物価高騰や円安により資器材の価格高騰や品薄などの影響を受け大変不安定な状況にありますが、地域の建設業が経営を安定させ、担い手を確保し、企業として存続していく事が地域にとっても必要であり、大きな課題となっています。
この青年会議の活動は35年前に、ここ中部を発祥の地として、積み重なる社会課題に対して次代を担う「建設青年人」がいかに向き合うかを議論し合う場として始まりました。その後、この活動は全国に広まり、今年末に開催される記念すべき第30回の全国大会の主管が中部ブロックに回ってきたことは何か運命的なものを感じます。先人たちが取り組んできた課題を見つめ直し、これから将来にわたって地域建設業が継続・発展していくために何が必要なのかを、全国各ブロックの会員達と大いに語り合う場所にしたいと考えています。
そのため中部建設青年会議では全国に先駆けて、ピッチコンテストの予選会やインスタグラム等のSNSを通じて情報を発信することにより、全国大会の方向性のカタチを作っていく事が我々の役割であります。まずは中部ブロックが大会テーマであるコンストラクションプライドについて大いに語り合い、情報発信の手法を学ぶことから始めたいと思います。
7月の名古屋プレ大会、12月の「全国建設青年会議 第30回全国大会」を成功させるために、会員の皆様をはじめ関係各位の更なるご理解とご協力をお願い申し上げ、新年度の基本方針といたします。
2.前年度(令和6年度)の本部活動状況
(1) |
定例総会 令和6年6月10日(月) 於:名古屋ガーデンパレス
第35回定例総会を開催し、令和5年度事業報告及び収支決算報告並びに令和6年度事業計画案及び予算案を原案どおり可決した。
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3.役員会議等
第1回役員会議 |
令和6年6月10日(月) |
於:名古屋ガーデンパレス |
第2回役員会議 |
令和7年4月14日(月) |
於:アイリス愛知 |
4.全国大会実行委員会
令和7年度の第30回全国大会は中部ブロックが主幹となって迎えることから、会長、副会長を中心に、全国交流委員会メンバーと各県支部からの選抜メンバーによって全国大会実行委員会を組織し、準備活動を進めている。令和6年度中の実行委員会の開催状況は次のとおり。
第1回実行委員会 |
令和6年 7月23日(火) |
於:名古屋丸の内ビル |
第2回実行委員会 |
令和6年 9月19日(木) |
於:名古屋丸の内ビル |
第3回実行委員会 |
令和6年11月14日(木) |
於:大津橋会館 |
第4回実行委員会 |
令和7年 1月27日(月) |
於:名古屋丸の内ビル |
第5回実行委員会 |
令和7年 3月14日(金) |
於:名古屋丸の内ビル |
第6回実行委員会 |
令和7年 4月14日(月) |
於:アイリス愛知 |
5.全国建設青年会議第29回全国大会
令和6年12月6日(金) 於:リーガロイヤルホテル東京
第29回全国大会は近畿建設青年会議が主幹となり、『シン・建設青年人 〜意識を変え、行動を〜』をテーマとして開催され、全国から500名を超える会員が参加した。中部建設青年会議からは岡田会長をはじめ59名が参加し、全国の仲間との交流を深めた。
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