活動計画・報告
中部建設青年会議本部
生産性革命深化への取り組み
平成30年度本部の事業計画の基本方針と平成29年度の活動状況
1.H30年度基本方針 - 吉川幸輝中部建設青年会議会長 -

 明治改元から150年にあたる本年を国土交通大臣は生産性革命「深化の年」と位置付けています。人口減少と高齢化が本格化するなかで、働き手の減少を上回る生産性の向上が求められており、柱となるi-Constructionではトップランナー施策として「ICTの全面的な活用」「全体最適の導入」「施工時期の平準化」がなされていますが、「深化」を遂げるには依然として様々な障壁を取り除く必要があるように思います。
 行政或いは発注者と我々中小建設業がより積極的に意見を交わし、生産性の向上が図られる様にしていくこと、それらは我々世代の役割だと感じています。生産性革命を深化させるために、「地域の守り手」である地域の建設業において実現可能な生産性向上モデルを提案できるよう活動して参ります。
 また、建設業にとって中長期的な担い手の確保と育成は最重要課題であります。地域建設業は、地域の活性化や地域社会の発展に寄与してきたつもりでありますし、これからも地域の安全・安心を守り、災害発生時には昼夜を問わず復旧活動に取り組むつもりですが、上記課題について解決の糸口が見つからないのが実態ではないでしょうか。
 しかし、ここにきて国土交通省による“働き方改革”の取り組みは、様々な試行や意見交換を経て、より具体的なものになってきました。当青年会議の会員企業の中にも積極的に取り組んでいる姿が見られる様になりました。より良い職場環境を会員企業が情報共有し、組織として改革に取り組むことで、地域建設業はまだまだその存在価値を高めることが可能であると思います。
 新たな夜明けを望む中部建設青年会議となるよう努めてまいりますので、会員の皆様はじめ関係各位のご協力を宜しくお願い申しあげます。


2.H29年度活動状況

(1) 定例総会 平成29年6月15日(木) 於:名古屋逓信会館
 第28回定例総会を開催し、平成28年度事業報告及び収支決算報告、平成29年度事業計画案及び予算案を原案どおり可決した。
(会員総数126名中、出席86名、委任状18名、欠席22名)
(2) 記念講演会
 定例総会後に、中部地方整備局の幹部の方々にもご出席いただき記念講演会を開催した。
演 題 「最近の土木専攻学生の気質と進路等について」
講 師 愛知工業大学工学部土木工学科教授 岩月栄治 氏
 講師からは、授業や進路指導を通じて分析した大学生の就職に対する意識や特徴について説明があり、また、大学での進路指導の状況についても紹介があった。まとめとして、建設業界における働き方改革の必要性、建設業界が住民の安全・安心に貢献していることのPRの重要性、建設業界に就職して良かったと思えるようなステータスの向上が望まれていること等のお話しがあった。講演会の参加者は約120名であった。


3.役員等会議

第1回役員会 平成29年6月15日(木) 於:名古屋逓信会館
新旧正副会長会議 平成30年2月 5日(月) 於:(一社)中部地域づくり協会
新旧役員会議 平成30年3月20日(火) 於:アイリス愛知


4.全国建設青年会議第22回全国大会

 平成29年12月 1日(金) 於:リーガロイヤルホテル東京
 平成29年度は四国建設青年会議が主幹となり『地域建設産業の存在意義と可能性 ―地域をささえるために―』をテーマとして開催された。全国から会員465名が参加し、中部建設青年会議からは伊藤会長ほか57名の会員が出席した。


5.意見交換会

 平成30年2月28日(水) 於:アイリス愛知
 中部地方整備局から松田地方事業評価管理官ら幹部5名をお招きし、伊藤会長をはじめとする幹部役員との意見交換会を開催した。


6.特別研修会

 平成30年2月28日(水) 於:アイリス愛知
 中部地方整備局から犬飼技術調整管理官を講師としてお迎えし、研修会を開催した。
 演 題 「中部地方整備局における取り組み」
 参加者 会員約60名が参加

 

 

←前ページに戻る