活動計画・報告
中部建設青年会議本部
魅力ある地域建設産業を目指して
平成28年度本部の事業計画の基本方針と現在までの活動状況
1.基本方針

 平成元年、中部地方の産官学とマスコミが“中部建設ビジョン・アイデンティティ懇話会”を開催、より良い国土をつくるために「建設産業の若き経営者の力を結集する必要がある」と提唱しました。これを受け、有志十数名が準備会を立ち上げ、翌年“中部建設青年会議”が創立、これを機に各地方ブロックが整い、全国的な組織へと展開されました。
 そして平成9年、中部が幹事役となり“第1回全国交流会”を開催、現在の「全国建設青年会議 全国大会」の誕生です。続く翌年第2回、平成20年の第12回開催も中部が担当、いよいよ本年度「第21回 大会」、3巡目の主管と相成りました。
 昨年度から重ねられた様々な議論を経て、「テーマ・趣旨」を下記の通りといたしました。建設産業にかかわる仲間が同じく抱えるたいへん大きな課題です。
 本年度の活動は、そのほぼ全てをこの大会の整えと成功、そして継承にそそぎたいと思います。私たち自身と全国のメンバーにとって実りある大会となりますよう、各県支部長及び従来の3委員会を実行委員会に迎え、一致団結して邁進したいと考えます。
 12月2日(金)13時、明治記念館に全員ご集合いただけるよう、大会実行委員会、一丸となって諸事全力でのぞみます。皆様のご協力、是非とも宜しくお願い申し上げます。

魅力ある地域建設産業の未来創造※
―― 国土をつくる「人」をつくる ――

 昨年の記念すべき第20回大会、「Construction4.0〜社会を動かす産業へ〜」 を通じて、我々は新たな可能性を見い出した。国土交通行政において推進されるi-Constructionに呼応して、先進的な工事運営や生産性向上の取り組みを学び、プロセス全体の最適化に向かって大きなスタートをきったのである。現在、ICT技術の活用・施工規格の標準化・施工時期の平準化等について官民総揚げで検討されている。しかしながら、はたして「その現場」は如何であろうか。そして「その未来」は見えているのか。
 人口減少が加速して高齢化が進む中、地方から都市への若年層を中心とする担い手流出に歯止めがかからない。全産業同じ環境下、建設産業の人材離れ・超高齢化・入職者激減は深刻の度合いを越えている。経済的要因・諸政策・産業構造の変化によって建設投資は大きく失われたが、我々の産業の魅力までもが失われたわけではない。
 先達の努力により、戦後の荒廃はすでに豊かな時代へと変遷した。しかし残念ながら列島は自然災害が多発する。温暖化による気候変動の影響で、風水害はますますその規模を大きくし頻発化している。巨大地震が懸念され、既存インフラ設備の老朽化も加速している。地域の安全・安心が脅かされる状況に対し、国も自治体も民間も様々な課題を抱えている。我々に課せられた使命、我々しかできない誇り高き役割がそこにあるのだ。相反し、その任を受けとめる仲間が少ない、或いは無くなろうとすら覚える危機にある。担い手三法が整った今、我々自らが若者や女性を惹き寄せなければ、そして今を共にする技術者をしっかりと育成しなければならない。
 先般、「国土のグランドデザイン2050 〜対流促進型国土の形成〜」が策定され、ドラスチックに変化する複雑な将来を切り開いていくための理念が力強く示された。大きなミッションを預かる我々は、そこにしっかりと備え、行動していく責任がある。日本と建設産業の更なる輝きと発展のために、国土をつくる「人」をつくり続けなければならない。
 全国のメンバーとともに、魅力ある地域建設産業の未来創造に向かう、第21回、リスタートの大会としたい。

※)全国9ブロックとの準備会協議により上記内容に弱冠の変更が生じる場合があります


2.活動状況

(1) 定例総会   平成27年6月10日(水) 於:名古屋逓信会館
 第26回定例総会が開催され、平成26年度の事業報告及び収支決算報告、中部建設青年会議規約の一部改正(年会費)並びに平成27年度事業計画案及び予算案を原案どおり可決した。
(会員総数 133名中、出席 90名、委任状 12名、欠席 31名)
(2) 記念講演会
 定例総会後、八鍬中部地方整備局長、山田愛知県建設部技監をはじめ中部地方整備局及び各県の幹部の方々をお招きし、総勢約130名に及ぶ記念講演会を開催した。
 演題 「公共事業と建設業 ー地域を支える誇りー 」
 講師 (一財)国土技術研究センター国土政策研究所長 大石 久和 氏
 大石氏は、国土に働きかけなければ恵みが返ってこないという国土学を基本に、日本では公共事業がインフラに高まらないのは、社会生活にインフラが不可欠なことが理解されていないからで、それは海外の都市が城壁により安全が守られてきたという文明の違いによると指摘された上で、公共工事のストック効果を正しく認識すれば公共事業へのいたずらな抑制や建設国債への誤解はとけ、それが地域インフラの重要な役割を担っている地域の建設業に波及してゆくことになると説かれ、一方、地域の建設業は若者が働こうとするファーストフードの非正規社員以上の勤務条件を整える必要があるという厳しいお話しもあり、また政治に理解されることも必要だということにも触れられるなど貴重な記念講演となりました。


3.役員会議

(1) 第1回 役員会  平成27年6月10日(木)
(2) 第2回 役員会  平成27年8月5日(水)
(3) 第3回 役員会  平成28年1月14日(木)
(4) 第4回 役員会  平成28年3月16日(水)


4.意見交換会

(1)平成28年1月14日(木)  於:(一社)中部地域づくり協会

 中部地方整備局から森山企画部長ら幹部7名をお招きして、大矢会長はじめ幹部役員と意見交換会を開催した。


5.全国建設青年会議第20回全国大会

平成27年12月4日(金)  於:ベルサール新宿グランド

 今年は近畿建設青年会議の主管で、東京のベルサール新宿グランドで開催され、「建設産業革命 Construction.4」をテーマとして、全国大会が開催された。
 全国から会員約450名が参加し、次期主管となる中部建設青年会議は大矢会長をはじめ51名の会員が出席した。


6.特別研修会

平成28年2月3日(水)  於:名古屋逓信会館

第1部: 「建設産業をとりまく最近の動向」
講 師: 中部地方整備局企画部 技術調整管理官 岡田 武久 氏
第2部: 「現場の生産性向上について(そのU)」
講 師: 中部地方整備局企画部 総括技術検査官 小林 敬司 氏

 

 

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